今回は、ハイラックスの足まわりについてのお話です。
ハイラックスの純正タイヤサイズは、「265/65R17」、GRが「265/60R18」です。カスタムしたいハイラックスユーザーの方に人気のタイヤサイズが「285/70R17」です。
問題点はココ!
「285/70R17」を履かせるとタイヤの存在感が高まって、見た目のバランスはバツグンです。でも、純正よりも外径サイズが大きくなるため、ステアリングを全開まで切ると、下の写真の赤丸部分のフレームにタイヤが干渉するという問題が起こってきます。
当たるのは、フロントフェンダーの後端内側あたりのフレームです。
タイヤサイズは大きくしたいけど、できればフレームはカットしたくないですよね・・・。そして当然ですが、ステアリングも全開まで切りたい!
サンヤード流の解決策
それを解決するために装着するのが、アムテックスさんの「調整式アッパーアーム」です。この製品を純正のアッパーアームと交換装着し、さらにアライメント調整を行うことで、下の写真のようになります。
この作業により、純正よりも前方にタイヤ&ホイール位置をズラすことができます。
そうすることで、ステアリングを切っても、タイヤがフレームに当たることはありません!
ですので、フレームは切らなくていいんです!!!
タイヤが「285/70R17」で、ホイールが「17インチ×8.5J・インセット−10」の場合、フレームは切らなくてもOKなんですが、実はこの車両ではフレームをカットしているんです。
カットした理由は、片側30ミリのオーバーフェンダーを装着しているため、30ミリのワイドトレッドスペーサーを使って、その分タイヤ&ホイールを外側に出しているからです。
タイヤ&ホイールが外側に出ると、その分、ステアリングを切ったときにフレームに当たるようになってくる、ということなんです。
つまり、タイヤが「285/70R17」で、ホイールが「17インチ×8.5J・インセット−10」ならフレームを切らずにOKですが、タイヤ&ホイールを外側に出してくると、ステアリングを全開に切るためには、フレームを切らないといけなくなってきます。
また、もっと外径の大きいタイヤを履いた場合なども同様です。
このように、どうしてもフレームとの干渉をかわせない場合があります。でも、フレームカットが当たり前でしょ、ということではなく、あれこれ試して最終手段として「フレームをカット」をする、というのがサンヤードの考え方です。
動画でもこれについて解説しています。ぜひチェックしてみてください。
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